文化の盗用は、他国への尊重ではなく、差別の正当化という見方もあるらしい

アリアナ・グランデの「七輪」騒動や、
キム・カーダシアンの「KIMONO」騒動で、

よく「文化の盗用だ」と彼女たちを批判されるニュースを見ましたよね。

文化の盗用(cultural appropriation)とは、「アメリカ人(他者)が日本(異文化)を安易に表現すべきではない。異文化に対して敬意が足りない。」という理論。

アメリカ人が、着物を自己流で着る(ミニスカ着物や花魁のような着方をする)と、おそらく必ず「日本の着物を侮辱している」「着物の正式な着方はこうだ」と批判を受けますよね。これが「文化の盗用だ」という言葉でぶつけられる。

一方、日本人からすると、むしろ「海外のセレブが日本文化を知ってくれて嬉しい、発信してくれ嬉しい」と思っている人が多いのに、なぜそこまでアメリカ人がアメリカ人をボコボコに批判するのか、欠航疑問だったのですが、以下の理論を聞いて、なんだか納得しました。

文化の盗用は差別の正当化?自国文化を守りたい人の攻撃なのかも

文化の盗用とは、「外国差別の正当化」という理論。
アジア人の文化を白人社会に入れたくない人が、直接表明すると差別になるから、「白人がアジア人の文化を盗用していることは悪いことだ」というロジックで、白人社会を守ろうとしている。
この意見を知った時、「あ、なるほどな。」と思いました。

日本で置き換えると、
今の中高生が韓国風メイクや韓流スターファンをinstagramで発信しているのを見て、
それを受け入れたくない世代が、
「韓国を好きになるな」「韓国と仲良くするとはけしからん」
とは直接言いづらいから、

「韓国文化を安易に真似するのは、韓国への敬意が足りない。それは文化の盗用だ。」

と韓国風メイクの中高生を批判する状況になるのかな、と思いました。


確かに日本にもそういう他国の文化が入ってくることを嫌がる人もいますよね。。「文化の盗用」なんてオブラートは使わずストレートに批判している人が多そうですが。


なるほど。。