以前の記事で、Matplotlibで作るかっこいいグラフとして、ステップグラフを作りました。 今回は、円グラフではなく、円の描写をやってみましょう。

円グラフではなく、円関数(円の方程式)をグラフに表示する方法

それでは早速ソースコードです。1行1行解説を加えています。説明を省けば、10行以内に収まるくらい簡単ですよ:)
import matplotlib.pyplot as plt import matplotlib.patches as patches fig, ax = plt.subplots(1,1) #figureの中にaxesを用意。(1,1)は1行1列の意味 #patches関数を使う。円の中点は原点、半径1、塗り潰しなし #ecはedge color(線の色), fcはface color(面の色) circle = patches.Circle(xy=(0, 0), radius=1, ec="blue",fc="none") #add_patch関数は、本当はグラフ上に図を描写するためのコマンド #このプログラムでは、正確には円関数を描写しているのではなく、 #空白のグラフに、円の図を置いているだけ ax.add_patch(circle) #scaledと宣言すると、軸(axis)の表示範囲を自動で調整してくれる plt.axis("scaled") #今まで気にしなかったけど、x軸とy軸ってx軸が長く描写されますよね。それを平等に ax.set_aspect('equal') plt.savefig("logo11.png") plt.show() """ fig, ax = として図を用意せず、 plt.plot(circle)としたいところですが、 circleは値や配列では無いので、しっかりfig,ax=として 描写領域を用意してあげましょう。 もし、厳密にx^2+y^2=1の円関数をプロットしたい場合、 sinとcosを使って上手に表現する必要があります。 """
これを出力すると、以下の図になります。
logo11
綺麗な丸ができました:D

単純で、使う機会が多いけど、ちょっと一癖ある円の方程式の描写

円関数、円の方程式は、x^2+y^2=1と学校で習いましたが、y=で定義しなければならないプログラミングの世界では、簡単には円を描写する事ができません。
今回は、ズルをして、円の方程式を描写するのではなく、「グラフにマスキング」を加える「patches.Circle」「add.patches」を使って円を表現しました。こちらの描写の仕方の方が、使い道が多いですが、この記事を基に、「円の方程式」の描写方法を調べるきっかけになれば幸いです◎
face colorを好きな色にして、透明度alpha=0.5とすれば、グラフを綺麗にマスキングする事ができますよ。

綺麗にできたので、この図もInstagramに投稿しようと思います:)